2011年09月30日

杉並区の園庭・校庭・砂場の安全性

9月8月に国民生活センターより公表された

簡易測定器性能調査の結果に、

「業界の意見」として更新情報がありました。

9月8日公表 比較的安価な放射線測定器の性能
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20110908_1.html

テスト対象銘柄一覧
110930-07.jpg

なかなか興味深いです。

私の持っているDoseRAE2も対象になっていました。

そして、昨日の更新情報はこちら。

★以下、引用

業界の意見 ※2011年9月29日 追加、2011年9月29日 修正
「RAE Systems」 ※DoseRAE2PRM-1200(充電式)の製造者
「RAE Systems」より、以下の主旨の意見がありました

 当該製品は、detector(放射線測定器)ではなく
dose meter(個人線量計)として製造されたものである。

「RAE Systems」への商品テスト部の見解

 国民生活センターでは、Yahoo!ショッピングにおいて、放射線測定器として販売されていること、および、消費者も放射線測定器として使用していることから、放射線測定器としてテストを実施しました。今回は、個人線量計としてのテスト及び評価は実施しておりません。


★ここまで

それにしても、メーカーが

detector(放射線測定器)ではなく
dose meter(個人線量計)として製造されたものである。


としているこのDoseRAE2を、結構な数の行政(杉並区も)が

放射能測定器として使用しています。

杉並区はこれで保育園、幼稚園、学校の園庭、校庭、砂場を

測定して、「数値が低いから問題ありません」

といっています。

そもそも、その数値は信頼できるのか?

(それに測定対象は空間線量だけで
土壌の汚染を調査しているわけでないし)

と思っていましたが、

今回の性能調査の結果からいうと・・・

★国民生活センターの見解は、以下

主なテスト結果
自然放射線の測定試験

* 参考品を除く9銘柄は通常の環境程度以下の自然放射線を正確に測定できなかった。

セシウム137由来のガンマ線測定試験

* 参考品を除く9銘柄は、照射線量率と測定値に相関がみられたが、総じて正味値が低く、ばらつきも誤差も大きいため、正確な測定はできなかった。

表示

* 販売サイトの広告には汚染検査に使用できることを期待させる表示が見られたが、取扱説明書等には、放射線に関連する業務での仕様を目的としているものが多かった。

*インターネット通信販売サイトには、放射線を正確に測定できる旨の表示が見られたが、4銘柄は仕様に記載のある誤差範囲を超えていた。

PSEマーク

* 2銘柄で充電器にPSEマークの表示がなく、プラグの栓刃に穴がなかったため電気用品安全法に抵触するおそれがあると考えられた。

消費者へのアドバイス

* 今回テストを実施した放射線測定器では、食品・飲料水等が暫定規制値以下かどうかの測定はできないので、こうした目的で購入・使用することは避ける。

* 環境中の放射線を測定する場合、公表されているデータ等を参考にし、測定器の示す値を直ちに信頼することは避ける。



★ここまで

ということで、国民生活センターが


環境中の放射線を測定する場合、公表されているデータ等を参考にし、
測定器の示す値を直ちに信頼することは避ける。


「つまり、すぐ信用してはいけない」

といってるわけです。

とはいえ、私自身はうちのシンチくん(DoseRAE2)は参考になるし

杉並区の結果や友人の結果と合わせて、

目安として便利に使っています。

ただ区の調査結果も、同じく「目安程度」のもので

「安心・安全です」といえるものでないのだなと

あらためて認識しました。

★こんな参考意見も
小出裕章・黒部信一著の
原発・放射能 子どもが危ない (文春新書)
より引用


Q:ネットで買った放射能測定器で測ったら、
  自宅近くの線量が高いのですが・・・

A:簡易型測定器は相対的な目安に(小出)

最近はみなさん、測定器というものを買われて、
それぞれ調べられているようなのですが、
通販で安く買えるような簡易型測定器というのは、
相当誤差が大きいのです。

放射線の測定というのは、私のような専門家が
やろうとしても、たとえば正確に
空間のγ線量率を出すことはなかなか難しいのです。
ですから簡易型測定器の値自身は正しいと
思わない方がいいと思います。

極端にいえば簡易型測定器を5個とか10個とか持ってきて、
同じ所で測ってみれば、値自身は何倍も違うと思います。

ですから、同じ測定器でさまざまな場所を測り、どの場所がどの程度なのか、何倍かとか何分の一とか、相対的なものを見ることだけに使ってください。あまり値自体を問題にしても意味がありません。

○国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/ncac_index.html

○関連リンク
杉並区の放射線量測定結果(DoseRAE2もあり)
http://suginamikosodate.seesaa.net/category/10624019-3.html
簡易放射線量測定器でできるだけ良い測定を行うコツ
http://suginamikosodate.seesaa.net/article/211380699.html
ガイガーカウンター52種スペック
http://suginamikosodate.seesaa.net/article/209814628.html
わかりやすい放射線・放射線測定器のページ(レビューも)
http://suginamikosodate.seesaa.net/article/215993335.html
杉並区モニタリングで使用 
RaySystem社 DoseRAE2 購入しました!

http://suginamikosodate.seesaa.net/category/10690508-1.html

posted by sugihaha at 20:00| Comment(2) | ガイガーカウンター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
> * 環境中の放射線を測定する場合、公表されているデータ等を参考にし、測定器の示す値を直ちに信頼することは避ける。

「公表されているデータ」が信頼できないからこそ、線量計で計りたいんじゃん。

基本は、「公表されているデータ」と個人の計測値等を比較して、「悪い数値」を信頼するということにすればいい。

最悪のケースを想定するのが、リスク管理の原則です。

Posted by JP at 2011年10月02日 01:33
コメントありがとうございます。

>最悪のケースを想定するのが、リスク管理の原則です。

その通りですね。簡易なシンチでもあきらかに高いのは目安になると思います。

Posted by sugihaha at 2011年10月14日 14:10
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